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訳注 – 第四話

No Rest For The Wicked 第四話

作者のコメントはまだ準備中らしく、それまでは訳者による注記のみです。

Page 03:

[訳注] 原題の “Idle Hands” から連想される英語の慣用句として “Idle hands are the devil’s tools” や “Devil finds work for idle hands” などがあります。どちらも「暇ですることがない手は、悪魔が寄ってきて、いいように使われる」といったところから、「暇なやつは、よからぬことをやらかす」という内容になります。辞書を見ると「小人閑居して不善を為す」てな訳になっていることも。

切り落とされた手(あるいはその代わりの銀製の手)も、「何もすることができない手」=”idle hands”ということになります。
(もっとも、銀の手はある程度自分の意志で動かせる仕様みたいですが・・・)。
 

 

Page 06:

[訳注] 皇太后(Queen Mother)。厳密には「王太后」という訳語にすべきなのかもしれませんが、イギリス王室なんかに対しても「皇太后」が使われるみたいなので、まあ。 

 

Page 10:

[訳注] “ggnnnyyrghhhh (ググヌヌニャログハッ?)” ・・・ これは、さすがに訳す…というかカナ書きにすることもないと判断しました。 

 

Page 17:

[訳注] RARRRR・・・ガルルル。上のもそうですが、こういうのは日本語にするか、英語の手描き書体を活かしたものか・・・。デザイン上のインパクトやら可読性やらの兼ね合いもあって迷いは尽きません。今回は、日本語でフォントを使うとなんだかおとなしいので英語に。 

 

Page 28:

[訳注] ドワーフは単にコビトと訳してもだいじょうぶと思うのですが、ノーム(gnome)やレプレコーン(leprechaun)という妖精のようなコビトのようなのもいるというわけで、念のためルビつきに。 

 

Page 41:

[訳注] 「赤子の手をひねり出す」の原文は、”it’s easy as fallin’out of a tree”。元々の慣用句は、”as easy as falling off a log” というやつで、丸太から転げ落ちるくらい簡単 → 朝飯前、お茶の子さいさい、などの意味になります。”fall out of a tree” だと「木から落ちる」の意。わざわざやらなければできないということで、あまり簡単ではありません(ただ、赤子の手をひねり出すよりは、はるかに簡単かも)。 

 

Page 45:

[訳注] 「ノミ牧場」の原文は”fleatrap”。「ノミを取る罠 / ノミ取り器」とでもなるのでしょうが、どうもしっくり来ないので「ノミ牧場」に(意味は若干ずれますが)。

真っ先に思いついたのは「ノミ取りホイホイ」で、今でもこれが一番しっくり来ると思うのですが、やっぱりちょっと使えない。 

 

Page 47:

[訳注] ドアが時代に合わずモダンな感じですが、掲載時の作者のコメントによると、これは違和感を高めるため意図的に行ったとのこと。